着物寸法【基本】 抱巾 の決め方

抱巾 (だきはば)という寸法を知っていますか?
着物の前身頃の胸辺りを指す寸法ですが、着姿、特に衿合わせに影響をあたえています。
ここでは、バストサイズから抱巾の寸法を計算で出す方法を紹介します。

抱巾

抱巾 とは

着物の前身頃の寸法です。
場所は、見八ツ口止まりの延長。ですが、私は、上揚げの位置を抱巾として測っています。
下の参考資料で着物のイラストで見る抱巾の位置を示しました。

参考資料
「着物の名称」 ダウンロード可能

計算式

(バストサイズ ÷ 4)+2㎝  

この計算式で出る抱巾の寸法は、衿合わせが深くない方に向いた数字。
個人的な感覚だと、シャープな衿合わせ向きの数字だと思っています。
例えば、バスト88㎝の場合、抱巾は24㎝。

参考画像

バスト88cm、抱巾24.5cm着用
前項の計算結果よりも少し広くして仕立てています。

抱巾

参考資料

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この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。