やっぱり衿が大事!着物の寸法講座を開催しました。

3か月ぶりに、着物の寸法講座を開催しました。

着物の寸法講座では
仕立てに必要な寸法を20個、解説していきます。

まずは、着物のどの部分のことを言っているのか。
そして、その標準寸法はいくつなのか。
最後に、その寸法を変えると、どうなるのか。

今回、受講していただいた方は
「仕立ててもらっている寸法は、本当に自分にあっているのか」
疑問に持たれていました。

仕立て上がった着物は、問題なく着られる。
しいて言えば、衿が開いてくることぐらい。
身巾も着られるが、これが自分にあっているかどうかが分からない。

特に問題なく着られる着物でも
納得した寸法で着物を着ること、と言うのは
もしかすると、とても大切なことかもしれません。

全ての願いをかなえる着物寸法は
存在しないかもしれません。

だからこそ
自分が一番優先したい寸法は何か、を決めることが大切になります。

譲れない寸法は何ですか?
譲れない着姿はどこですが?
譲れない着物へのこだわりは何ですか?


ここだけは譲れない、という部分が決まってしまえば
それを最優先するために、他の寸法が決まっていきます。

まずは
自分の一番大切にしたい寸法を一つ決めること。

もし、余分な布があるとしたら
その余った布が、優雅なドレープを生み出してくれてる
と考えるのは、どうでしょうか。

ドレープの話は、また今度…
着物は楽しすぎます♪

この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。