今年は「縫い」にも注目したいと思っています。

2024年のテーマは「着物」なんですが、その中でも「縫い」に注目していきたいと思っています。
大きなテーマである「寸法」はもちろんですが、「縫い」が正確で初めて「寸法」の話ができる、と思うのです。
なので「縫い」に注目した「着物」をテーマにします。

縫い とは

着物を縫ってある箇所全てを指します。
たて縫いと呼ばれる、背縫い・脇縫い・衽付けなどはもちろんですが、くけや中綴じも含めます。キセの量にも注目したいと思っています。

縫い方のくせ

人はそれぞれ縫い方の“くせ”があります。
私が真っ直ぐに縫うためのまち針の打ち方と、別の人が真っ直ぐに縫うためのまち針の打ち方は違います。私が見ている印と、別の人が見ている印は、同じ印でも別の場所を見ています。印の見る位置が違うというのは、コテの印にも太さがあり、その太さの手前を見て縫うのか、中心をみて縫うのかの違いです。
この“くせ”を一つ一つ明確にしていきたいと思っています。

布の成りを考える

綺麗な仕上がりの着物を作るためには布に逆らわないのが一番だと考えています。
地の目を通したり、耳を真っ直ぐに矯正したり、色々したとしても必ず布は布の居心地の良いところに戻ります。布の居心地の良いところで縫い合わせることで、落ち着いた着物が仕上がります。布の成りもより注意深く見ていきたいと思います。

着物は縫い直しができる

着物の最大の特徴は、解くと反物に戻るところにあります。
小さなサイズを大きくすることもできれば、着物を羽織に仕立て直すこともできます。新品の反物から着物を作ることも可能ですが、洗い張り品を購入したり、仕立て上がりの着物を購入して解いて自分用に仕立て直すことも可能です。新品から着物を作る以外の部分にも注目したいと思っています。

まとめ

昨年のテーマ「長襦袢」の仕立てが2枚残っていますのでこれをまずは仕上げる予定です。
予定では2024年4月から着物を縫い始める予定です。また今年1年もどうぞお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人

KOTARO

現役和裁技能士が「仕立てと着姿」をテーマに、どんな寸法で、どんな仕立てをすると、どんな着姿になるのか、自分自身の身体で検証しています。